思春期の異常
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思春期早発症について

日本人の二次性徴の平均発現年齢は、女の子では乳房発達が9-10歳、陰毛発生が11-12歳、初経が12-13歳、男の子では精巣容量の増大が11-12歳、陰毛発生が13-14歳です。
思春期早発症は、二次性徴が早期に発現することで成長と成熟のバランスが崩れ、社会生活上の問題を生じたり、成人身長が低くなってしまう疾患です。女の子では乳房発育が7歳6か月未満、陰毛発生が8歳未満、初経が10歳6か月未満、男の子では精巣容量の増大が9歳未満、陰毛発生が10歳未満、腋毛・髭の発生や変声が11歳未満で起こる場合に極端に思春期開始が早いと判定します。成人身長は、思春期開始時の身長と相関しますので、身長が低いお子さんの場合は、もう少し高年齢であっても思春期開始が早すぎると判断される場合もあります。男の子は135cm以下、女の子は132.5cm以下で思春期に入った場合、それぞれ160cm、150cnに達するのは難しいことがわかっています。
思春期早発症の原因は様々ですが、女の子の75%以上はとくに原因のない特発性であるのに対して、男の子の60%以上は脳腫瘍、水頭症などの器質的な異常によります。女の子に比べて男の子の思春期開始はわかりづらいので、低年齢で急激に身長が高くなり始めた場合は注意が必要です。
治療は視床下部の性中枢から分泌されるGnRHというホルモンのアナログ製剤を4週間ごとに皮下注射します。二次性徴の進行は抑えられますが、成人身長を目標身長まで改善することはなかなか困難です。